小児の片頭痛 大濠パーククリニック
当院には小学生から高校生まで様々な未成年の頭痛患者さんが来られますが、大部分は片頭痛で、学校にいけない子もいます。予防薬、トリプタン等をうまく組み合わせ頭痛の回数を減らし、疼痛管理を行っております。なお最近、スマートフォンや携帯電話の使い過ぎによる緊張型頭痛も増えてきています。
小児の片頭痛の特徴
- 持続時間が短い(1~72時間:61%は頭痛発作時間が5時間以内)
- 部位:(両側性:65%が前頭部の両側)
- 頻度 男児3.4%、女児4.0%、14歳では男児6.4% 女児14.8%
- 日中(特に朝)に起こり,夜間覚醒はほとんどない(17%は起床時,夜間覚醒は4%)
- 小児の予後
- 以降59%改善(22%が発作消失、37%が発作軽快)、41%が不変あるいは増強
- 痛みはドクドクする拍動性のほか頭全体の締め感のことも多い
- 初発平均年齢は6歳
- 年齢による片頭痛の質の変化
- ストレスとの関係は多い
- 年齢が進むと
- ・視覚性前兆が増える・片側性となる・悪心や嘔吐が減少する
- 腹痛、嘔吐、下痢などの腹部症状が重症かつ前面に出やすい、
- 睡眠との関連が強い、(特に入眠障害)を経験
- 乗り物酔いが多い(約半分)
- 起立性低血圧を高頻度に合併
- 側頭動脈圧迫で症状改善
医)清涼会 大濠パーククリニック
福岡市中央区大濠公園2-35 THE APARTMENT 2B
電話 092-724-5520