尖圭コンジローマ(イボ)
婦人科なら福岡市中央区の大濠パーククリニック
•性器へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症で、大部分が性交等で、発症する。20~30%は3 カ月以内に自然消退する。
•低リスク型HPVの6、11型の感染による。
•20代女性の40%はHPVを潜在的に保持
•女性の60~80%は、一生のうちに一度は感染する。
•パートナーの3分の2は9か月以内には感染する。
•10万あたり30人の頻度。
•潜伏期間:3週間から6ヶ月(通常2.3ヶ月)。
<症状>
•女性器から肛門(大小陰唇、膣前庭、子宮頸部.膣)に発生。また、肛門周囲、肛門内や尿道口にも好発し、まれに直腸内、膀胱内に発生
•ほとんどがイボを認めるのみ。
•色は白、ピンク、褐色で大きさは3ミリ~数センチ、先がとがって固く、ザラザラした鶏冠状、丘疹状(表面顆粒状)隆起
•帯下の増量、疼痛や掻痒、性交時の痛みや出血が出現することがある。単発から多発。
<治療>
イミキモド5%クリーム塗布
イボの完全消失率は59%(疣贅体積が3分の1以下に縮小したのは185%)、副作用は多く80%以上に以下の副作用を認める(患部の紅斑(54%)、びらん(34%)、表皮剥離(32%)、浮腫(17%))、再発は15~30%
<使用方法>
1日1回、週3回(隔日、例えば「月・水・金」)10時間 塗布
・就寝前にぬって起床後にぬったお薬を石けんと水やお湯で洗い流す。あるいは、昼の12時に塗布し夜10時に入浴し洗い流す。
1週間で消失することあるが、2週後に治療判定する。最低でも4週間は治療を続ける。
その他に切除、液体窒素による凍結法.CO2 レーザー蒸散法、電気メスによる焼灼法やCO2 レーザー蒸散がある。