月経前症候群(PMS)と頭痛 

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片頭痛が①女性に多いこと②思春期がはじまるころから増加する③妊娠中軽減する④出産後増悪する⑤閉経後軽減する。などから女性ホルモンとの関係が示唆されます。 女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は、月経の周期でその分泌量は変化します。エストロゲンが減る(排卵日や月経開始前)と、それに伴いセロトニンも減ることから脳内の血管が拡張し片頭痛が起こると考えられます。 PMS(月経前症候群)の一症状として頭痛がありますが、一般的なPMSの治療法の他、片頭痛の治療法にコツが必要です。 PMS関連頭痛の特徴 ①持続が長い(月経前から月経2-3日目まで)ため、トリプタン製剤も効果の持続が長いものが有効なことがあります。 ②同様に鎮痛剤を使う場合、効果発現は早いが持続が短いものがよい ③PMSの治療として低用量ピルなどが使われますが、副作用で頭痛が出ることがあります。PMSの治療では他に抗うつ薬や漢方薬も有効です。効果や副作用を考慮して治療法を考えます。 福岡の頭痛外来と言えば大濠パーククリニックです。