Q)妊娠中に花粉症の治療は出来ますか?
A)妊娠で体内の水分量が増え粘膜の腫脹が強くなり、花粉症の症状が悪化します。
基本的には4-16週までは、出来るだけ治療を控えますが、使用する場合は、基本的に点鼻薬(メディエーター遊離抑制薬.ステロイド)を用います。点鼻薬でコントロールできない症例に対しては、経口抗ヒスタミン薬のポララミン®、ザジテン®、ジルテック®、クラリチン®、デザレックス®、や小青竜湯などを用います。
鼻閉にロイコトリエン阻害剤用います。
点鼻用血管収縮薬の局所投与(点鼻薬)は最少量にとどめます。
眼症状に対しては点眼薬(抗ヒスタミン薬~重症ではステロイド薬)を使用します。
理由は、点鼻薬や点眼薬では、極微量の薬物が体内に摂取されるため、薬の内服と比べ、比較的安全性が高いためです。