花粉皮膚炎
花粉症はスギ、ヒノキなどの花粉により、のどが痒い咽頭炎、くしゃみ、鼻水、鼻詰りなどの鼻炎、目が痒い結膜炎などをおこします。皮膚に接することで起こるのが花粉皮膚炎です。花粉が目や鼻から入って2次的に発症する場合もあります。主に春先に、顔・首など露出している部位(特に目の周囲や頬)にでやすいのが特徴です。境界のはっきりした赤みの強い、少し盛り上がった赤い発疹です。小さなぶつぶつが多発する場合もあります。かゆみ、灼熱感があります。
アトピー性皮膚炎の30%が花粉の時期により悪化するといわれています。また花粉皮膚炎の20%以上はアトピー性皮膚炎を合併しており、70%近くは40歳以上の女性の顔面に生じるという報告があります。
治療:
・ステロイド剤の外用、
・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬等の内服
・保湿剤