頭痛と慢性硬膜下血腫
頭部外傷後3週間以降に頭痛(軽度だか徐々に強くなる)、嘔気、片麻痺(歩行障害)、精神症状(認知症)が出現する。
原因は、外傷などで頭蓋骨の下にある硬膜と脳との隙間に血(血腫)が貯まり、血腫が脳を圧迫して様々な症状を呈する。
10万人に対して1~2人みられる。高齢(50歳以上)で男性(男:女=7:3)に多く見られる。
好発部位は前頭,側頭,頭頂部で、一側性のことが多いが10%に両側性(約10%)を認める。
アルコール多飲、肝機能障害、抗血小板剤・抗凝固剤使用、血液透析中、交通事故後に起こしやすい。