帯状疱疹ワクチンの必要性
50歳以上で帯状発疹が発症すると帯状疱疹後神経痛を合併する頻度が高いです。
帯状疱疹後神経痛とは帯状疱疹がなおった後も続く痛みのことで、帯状疱疹の合併症としては最も頻度が高く、3ヵ月後で7~25%、6ヵ月後で5~13%の人が発症しているという報告もあります。予防接種をすることで、帯状疱疹の予防効果は接種1年後で62.0%、接種5年後で43.1%、また帯状疱疹後 神経痛の予防効果は接種1年後で83.4%、接種2年後69.8%に上ります。
50歳以上の方の帯状疱疹ワクチン接種をお勧めします。
1年間の帯状疱疹新患者数は60万人で、日本人では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
帯状疱疹は全身どこでも見られますが、1)額(三叉神経第一枝)
2)第2ー4肋間神経に多く見られます。99%が片側だが、両側や離れた部位もある
水痘未感染の子供等に発症することがあります。
帯状疱疹用ワクチン価格:
7130円(税抜き、消費税さらにかかります)
副作用:
数時間後 まれに発疹、じんましん、かゆみ
5日目から14日目 発熱や発疹など通常1~2日で治ります
まれにアナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫など)や急性血小板減少性紫斑病が見られることがあります。