子宮内膜症
通常、子宮内膜は子宮の内壁の一番表面にあります。子宮内膜症では子宮内膜や似た組織が
子宮の内側以外で発生、発育する疾患です。生殖年齢女性の約15-25%にあり、ピークは30~34歳です。
できやすい場所は卵巣、ダグラス窩、卵管、仙骨子宮靭帯、膀胱子宮窩などです。
子宮腺筋症は子宮筋層内に発生する疾患で、
日本人の5~70%(平均20~30%)にあり、手術で摘出された子宮を顕微鏡による検査(病理検査)で20~60%程度に認められと言う報告もあります。
子宮腺筋症患者の6~20%に子宮内膜症、64%に子宮筋腫を合併します。