甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが低下して以下の症状を呈します。人口あたり1%の方がいます。
<症状>
無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘
潜在性甲状腺機能低下症は無症状でFT4正常、TSH高値を示し、特に高齢者女性に多く、高齢女性の約10%に発生します。そのうち2-3%が顕性化する。
動脈硬化に影響する可能性があります。
<症状>体重減少、疲労、頻脈や除脈、心房細動、狭心症や心不全、便秘
<原因>大部分は原因不明ですが、ヨウ素の過剰摂取の場合もみられます。
ヨウ素を多く含む代表的なものとして、昆布 やひじき、うがい薬 (イソジンうがい薬)、のり、めかぶ、もずく、ヨード卵、寒天など
<治療>
甲状腺ホルモンである合成T4製剤(チラーヂン®S)の服用