頭痛の種類は300以上

「頭痛」は様々な原因で起こります。

国際頭痛分類 第3版(ICHD-3) には300種類以上の頭痛があると分類されています。

頭痛の主な分類

一次性頭痛

他にはっきりとした原因や疾患が見当たらない、「頭痛そのものが病気」の頭痛です。

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発頭痛

二次性頭痛

他の疾患が原因となり起こる頭痛です。例えば:

  • 脳腫瘍
  • 髄膜炎
  • 脳炎
  • クモ膜下出血
  • 脳卒中

国際頭痛分類第3版の大分類(2018年)

I 一次性頭痛

  1. 片頭痛
  2. 緊張型頭痛
  3. 三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
  4. その他の一次性頭痛疾患

II 二次性頭痛

  1. 頭頸部外傷・傷害による頭痛(例:むち打ちによる持続性頭痛)
  2. 頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)
  3. 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)
  4. 物質またはその離脱による頭痛(例:薬剤の使用過多による頭痛)
  5. 感染症による頭痛(例:髄膜炎)
  6. ホメオスターシス障害による頭痛(例:高山性頭痛)
  7. 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛または顔面痛(例:急性副鼻腔炎)
  8. 精神疾患による頭痛

III 有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛

  1. 脳神経の有痛性病変およびその他の顔面痛 (例:三叉神経痛)
  2. その他の頭痛性疾患