妊婦さん向けのRSウイルスワクチン(アブリスボ)接種開始

2024年6月1日から妊婦さん向けのRSウイルスワクチン(アブリスボ)の接種開始されています。

当院でも8月からワクチン接種を開始しています(要予約)

適応:

①妊婦への能動免疫による新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防

②60歳以上の者におけるRSウイルスによる感染症の予防

妊婦さんに接種をすることにより、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスから守ることができる画期的なワクチンです。RSウイルスの発症を予防する効果は50%、重症化を予防する効果は80%と報告されています。また、60歳以上の成人への重症化予防にもなります。

接種対象 

妊娠24週から36週の妊婦(推奨は28週から)

60才以上

接種回数 1回 

接種方法 筋肉内注射

接種費用 33,000円(税込み)(現金もしくはクレジットカード)診察料等の追加費用は頂きません。

持ち物 母子手帳を持参頂けたら記録を記載します(出産後関係する小児科医には、RSウィルスワクチンを接種したと言うことを伝えた方が良いと思います。)

免疫が定着するのは接種後2週間くらいからと言われています。

予約制になっております。大濠パーククリニック(092-724-5520)まで問い合わせ及び予約のお電話を下さい。

 

生後 2 歳までにほぼ 100%が RS ウイルスに感染します。特に生後 6 か月未満で感染すると重症化することが示されています。有効な治療法がないため、ワクチンによる予防は有効です。