T-SPOT検査は血液で行う結核感染の検査です。
T-SPOT検査は、血液からリンパ球を分離して
結核菌特異的なペプチド抗原(ESAT-6とCFP-10)の2種類をそれぞれ添加して刺激を行い、
インターフェロンγを産生するリンパ球数を測定する検査です. 反応した リンパ球に対応する SPOT(点)の数と抗原刺激を行 わないコントロールの SPOT を計測し,これらの差 を判定値とする。特異性が高い検査です。
陽性: ESAT-6とCFP-10の双方,あるいはいずれか一 方が 6 スポット以上の場合
T-spot 検査が陽性の場合は、結核菌に感染していることが確認されます。
一方、QFT は全血を用いて特異抗原刺激を行っ た後のインターフェロンγ量を ELISA 法で測定する 。
T-spot 検査はQFTに比して、特異度はやや高く、感度は変わらない様です。
T-spotやQFTはBCGを接種したことがあるかどうかに左右されず、より正確な判定ができます。(ツベルクリン反応検査はBCGを接種したことがある場合、結核に感染していなくても陽性になることが多い)