禁煙外来
経皮吸収ニコチン酸製剤(ニコチネルTTS(ノバルティス) 貼付
貼り薬の経皮吸収ニコチン酸製剤の禁煙成功率50%(自分の意志だけでの成功率は5%くらい)
保険を使って禁煙治療を2ヶ月間行います。 現在、経皮吸収ニコチン酸製剤 (費用約1.3万円、来院全5回(2週間毎2回・1ヶ月毎2回))を2ヶ月毎日張ります。
費用:13,000円(診察費用プラス薬代、全5回の総計)。
※もし禁煙に失敗しても初回受診日から1年を超えた日から再度保険診療できます(再チャレンジ可能です)。
米国の調査ですが自己努力で禁煙する成功率は5~8%にして経皮吸収ニコチン酸製剤で47.3%と高い成功率を示しています。
日本のデーター: 現在習慣的に喫煙している人の割合は、20.1%(男性32.4%、女性9.7%)となっており、このうち35.4%の人が「たばこをやめたい」と回答しています。
a)喫煙者ではメタボリックシンドロームがあると、虚血性心疾患や脳梗塞を発症するリスクはそれぞれ3.0倍、2.5倍とさらに高くなります。 b)また、喫煙は、糖尿病(2型)の発症リスクを1.4倍上昇させることが明らかにされています
b)また、喫煙は、糖尿病(2型)の発症リスクを1.4倍上昇させることが明らかにされています。 禁煙の金銭的メリット(10年150万、20年300万、30年450万円;400円のタバコ毎日1箱) ちなみに、タバコ1本で寿命5分短い、20本/日の喫煙10年で253日縮む。
禁煙体制:・自宅、職場のタバコ、ライター、灰皿捨てる・周囲の人に禁煙宣言・煙草に近ずかない(喫煙場所、パチンコ屋)
ニコチン切れの症状:
吸いたい、イライラ、欲求不満、怒り、気分の落ち込み、不安、集中できず、:1ヶ月で軽快
副作用:嘔気、頭痛、上腹部痛、便秘、おなかのはり、不眠、眠気、普段と違う夢、だるさ
作用対策:(嘔気)⇒薬は食後、冷水・炭酸水・氷を含む・吐気止め、薬の減量、(ひどいとき) 体重増加は調子が良くなったせい⇒毎日体重測定、食べ過ぎない、運動) 口寂しさ対策⇒ガム(禁煙ガム除く)・スルメ
中止:落ち込みが激しいとき(憂うつ)
<内容> 肺CT、X線、スパイログラム、(細胞診、腫瘍マーカー、定期健診付き検査もあります。)
肺CT検査はX線を利用して身体の断面を撮影する検査です。胸部X線では20mm以下のがんを発見することは困難ですが、CT検査では5mm程の小さながんを発見することが可能です。また、胸部X線検査では骨、心臓、血管や横隔膜などに隠れて見えない部分も、CT検査では見ることが可能です。大濠パーククリニックで使用している16列マルチスライスCTは、短時間で高精度な撮影が可能、かつ低被曝型です。撮影時間は検査は台の上に仰向けになって1分程度です。
<肺がん>は部位別死亡率1位、がん死亡者の2割を占めています。喫煙者だけでなく、受動喫煙、大気汚染(PM2.5)なども肺がんリスクとなります。
<特徴>
- 日本医学放射線学会認定 放射線科専門医ともう1名の医師によるダブルチェックで読影します。
- 胸部X線では写らない5mm程の小さい影や骨、心臓、血管や横隔膜近くの見えにくい病変でもCT検査では発見できることがあります。
- 胸部X線検査を組み合わせることにより、より的確な診断ができます。 ★さらにオプションの喀痰細胞診検査※、腫瘍マーカー※※を組み合わせることでさらに精度が上がります。
- 肺ドックCT検査は胸部X線検査と比べるとはるかに情報量が多い検査です。
- 呼吸機能検査のスパイロメーターで喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の検査をします。
- <検査時間>約1時間 ※喀痰細胞診とは、(仮に1日だけの場合は30%の検出率しか期待できません。それが3日分で70%以上、5日分では80%以上の検出率に上がります。)自分で喀痰を採取し、医療施設に提出するのですが、いくつかの注意点があります。 肺がんの30%は喀痰細胞診検査で発見されています。タバコを吸う人の喀痰によるがんの発見率は500~1,000人に1人といわれています。肺の組織から剥がれ落ちて痰に混じったがん細胞を検出する検査です。1回だけの検査ではがん細胞を発見しにくいため、3日にわたって自宅で採取してクリニックに持参していただき検査します。
- 朝起きてから何かを食べる前に採取します。
- 口内を水でゆすいで、きれいな状態にします。
- 咳払いをしたりするなど、痰を排出します。
- ★痰が出にくい場合は1度唾液を飲み込んで深呼吸をすると、痰が出やすくなります。または前かがみになり、胸のあたりを軽く2~3回叩きます。
- 痰は喀痰細胞診専用の容器に入れます。 菌が入り込むおそれがあるため、ティッシュやガーゼを使わない。
- 涼しい場所に容器を保管して、3日間続けます。
※※ 腫瘍マーカーとは、 がん発生に伴い血液中に増加する特殊な蛋白や酵素のことで、がん発見や診断の手助けとなります。当院ではCEA(腺がん)、CYFRA(扁平上皮がん)、ProGRP(小細胞がん)の3種類の腫瘍マーカーを採血で測定します。
<適応> 以下の人に検査をお勧めします。
・タバコを20年以上吸っている 喫煙係数(=1日の本数×年齢)が400以上
・身近に喫煙者がいる
・50歳以上(喫煙者は40歳以上)
・家族や親戚が肺がん等の肺の病気を持っている
・咳や痰(血痰)、息苦しさ、発熱、深呼吸時の胸痛
・アスベスト吸引歴がある
<発見可能な病気> 肺がん(特に末梢型)、悪性中皮腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺結核、胸部大動脈瘤、心血管疾患(心筋梗塞・狭心症)、動脈硬化などもチェック
<価格> 12,800-26,800円