INTERNITS CLINIC

内科

当院では、以下の疾患に対応しております。

A.急性期

①呼吸器(風邪、インフルエンザ、新型コロナ、肺炎、マイコプラズマ肺炎、喘息)、②胃腸炎、③アレルギー性鼻炎(花粉症)とVIEW39検査、④皮膚疾患(帯状疱疹、蕁麻疹)

B. 慢性期

①高血圧、②糖尿病、③高脂血症、脂質代謝異常、④痛風、高尿酸血症、⑤喘息、⑥肥満、⑦過敏性腸症候群

C. 特殊

①ムズムズ脚症候群、②睡眠時無呼吸症候群、③頭痛、④亜鉛欠乏症

  • 当院では胃カメラ・大腸検査や治療は行なっておりません。
  • 胸痛、動悸、不整脈等は心エコーやホルター心電図など検査ができる循環器科を受診されて下さい。当院では清見検査治療ができません。
  • 脳卒中疾患、精神疾患、1型糖尿病は専門外です。専門医を受診下さい。
  • 医師法により、本人の受診後診察せずに当日及び後日処方箋を発行したり薬を出すことは禁じられています。家族でもできません。ご了承下さい。

症状がはっきりとしない場合もお気軽にご相談ください

代表的な疾患の紹介

インフルエンザについて

インフルエンザは、1~7日の潜伏期間を経て、悪寒や急激な高熱を特徴とする感染症です。倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛、咽頭痛、咳、痰、鼻水、嘔吐、食欲不振、下痢などの症状を伴うことがあります。

通常、10日前後で症状は落ち着きますが、気管支炎、肺炎、中耳炎、熱性けいれん、脳症などの合併症を引き起こすこともあります。

検査:必要に応じて、胸部レントゲン写真や肺・頭部CTなどの検査を行います。

治療:高熱時には、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤を使用します。水分摂取と安静が重要です。抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に使用を開始すると効果的です。

主な抗インフルエンザ薬:バロキサビル マルボキシル、オセルタミビルリン酸塩、ザナミビル水和物、ラニナミビルオクタン酸エステル水和物、ペラミビルなど。

これらの抗インフルエンザ薬は、発熱期間を1~2日程度短縮し、他者への感染リスクを減らす効果が期待できます。ただし、発症から48時間以上経過してからの服用では十分な効果が得られないことがあります。

胃腸炎について

胃腸炎は、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢などを主な症状とする消化器系の炎症です。感染性胃腸炎非感染性胃腸炎があります。感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌によって引き起こされ、非感染性胃腸炎は、薬、食物アレルギー、ストレスなどが原因となることがあります。

脱水症状に注意が必要です。治療法は、水分補給、安静が基本となり、症状に応じて吐き気止め整腸剤などを処方します。

胃腸炎様の症状を呈するものの、緊急での精査や治療が必要な疾患の場合もありますので、必要に応じて画像検査や高次医療機関へのご紹介もいたします。

花粉症(アレルギー性鼻炎)の検査と治療

当院では、花粉症(アレルギー性鼻炎)の検査と治療を行っています。

検査法:

①非特異的IgE抗体検査:スギ、ヒノキ、ブタクサ、卵白、小麦、そば、ピーナッツ、猫、犬など、特定のアレルゲンを調べます。

②VIEW39検査:ハウスダスト、花粉、食品など、39項目のアレルゲンを調べます。検査費用は約5,000円(3割負担)です。

治療法:

①漢方薬:小青竜湯をはじめ、患者様の症状に合わせた漢方薬を処方します。通常、1日3回、食間に服用します。

②抗アレルギー薬:アレロック、アレグラ、ザイザル、アレジオン、タリオンなど、抗ヒスタミン作用のある薬を1日1~2回服用します。眠気などの副作用が出ることがあります。

③点鼻薬:アラミスト、ナゾネックスなどのステロイド点鼻薬を1日1回使用します。鼻水、くしゃみ、鼻づまりに効果的です。リボスチン、ザジテンなどの抗アレルギー点鼻薬は、1日4回使用し、鼻水、くしゃみに効果があります。インタールは効果が出るまでに数日かかりますが、長期的な予防効果が期待できます。

④点眼薬:リボスチン、ザジテンなどの化学伝達物質遊離抑制薬は、即効性があり、かゆみを抑えます。インタールは予防効果が期待できます。エリックスはドライアイを合併している場合に使いやすいです。フルメトロンなどのステロイド点眼薬は、強力な炎症抑制効果があり、かゆみや充血を改善します。

⑤鼻づまりがひどい場合:トロンボキサンA2阻害剤(バイナス75mg)を1日2回、朝食後と夕食後または就寝前に服用します。ロイコトリエン阻害剤(オノンなど)も有効です。

⑥症状がひどい場合:セレスタミン配合錠を1日1~4回使用することがあります。

⑦注射療法:ノイロトロピンという薬剤を1~2回/週のペースで3~6回、皮下または静脈注射します。効果を維持するためには、3~4ヶ月ごとに1回の注射を繰り返します。これは非特異的減感作療法(アレルギー反応を全体的に抑える体質改善剤)と言われています。

作用機序:好酸球の浸潤を抑え、アレルギー症状の悪化や慢性化を抑制します。マスト細胞の細胞膜の破綻を抑え、ヒスタミンの放出を抑制し、アレルギー症状を改善します。また、ヒスタミンに対する抵抗力を与えます。

※当院では、ステロイド注射は行っておりません。ムーンフェイスや副腎機能不全などの副作用リスクがあるためです。

⑧プラセンタ注射もアレルギー疾患に有効です(自由診療)。

<アレルゲン免疫療法(減感作療法、舌下)>

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎に対する治療として、薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」を行っています。

対象年齢:おおむね5歳以上。治療期間:3~5年。効果:約80%の方に効果が見られます(20%で症状消失、60%で症状改善)。

条件:採血によるアレルゲン特異的IgE抗体が陽性で、スギ花粉またはダニアレルギーと診断された方が対象となります。

受けられない方:喘息や気管支喘息の症状が強く出ている方、口腔内に傷や炎症がある方、ステロイド、抗がん剤、β遮断薬などの特定の薬を服用されている方。

開始時期:スギ花粉症は6~12月頃。ダニアレルギー性鼻炎は時期の指定はありません。

治療法:初回投与は当院で行い、その後はご自宅で服用を継続します。

初回投与時には、アレルギーの原因物質のエキス(ラムネ状の錠剤)を舌の下に入れ、唾液を1~2分間保持した後、飲み込みます。その後5分間は水分摂取やうがい、食事を避けてください。院内で約30分間の経過観察を行います。

2~7日間(増量期):自宅で1日1回薬を服用します。服用後5分間はうがいや飲食を避けてください。7日目に受診してください。

8日目以降(維持期):毎日、維持量の薬を投与します。これを3~5年間継続します。主な副作用:口内炎、舌の下や口の中の腫れ、かゆみ、喉や耳のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭痛などがあります。重篤な副作用(アナフィラキシーショック)の発生事例は報告されていません。

費用:スギ舌下免疫療法は1ヶ月約2,000円(再診料600円、薬代1,300円)

ダニ舌下免疫療法は1ヶ月約2,500円(再診料600円、薬代1,800円)程度(3割負担の場合)。

18歳以下(高校卒業前3月まで)で福岡市子ども医療費助成制度の対象となる場合は、診察代は月500円のみ(検査代含む)、薬剤費は無料です。

出典:鳥居薬品

皮膚疾患(帯状疱疹、蕁麻疹)の症状と治療

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる神経系の疾患で、ピリピリとした痛みと水疱を伴うのが特徴です。早期の治療が重要であり、抗ウイルス薬の投与が主な治療法となります。

一方、蕁麻疹は、皮膚の一部が赤く盛り上がり、かゆみを伴う疾患です。アレルギー反応やストレスなどが原因となることがあります。抗ヒスタミン薬の使用や、原因となる物質の特定と回避が治療の中心となります。当院では、それぞれの症状に応じて適切な治療を行います。

高血圧の診断と治療

高血圧は、世界的に多くの方が罹患している一般的な疾患です。加齢とともに発症リスクが高まり、日本では成人の約1割以上が高血圧と診断されています。

男性と女性の両方に発症し、心血管疾患、脳卒中、腎臓病などの重篤な合併症のリスクを高めます。

原因:

高血圧の主な原因は、生活習慣や遺伝的要素に関連しており、高塩分の食事、肥満、運動不足、喫煙、ストレスなどがリスク要因となります。また、原因が特定できない原発性高血圧もあります。

診断:

日本高血圧学会の診断基準では、診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。家庭血圧の場合は、診察室よりも低い基準が用いられます。

治療:

高血圧の治療には、薬物療法と生活習慣の改善が重要です。降圧剤(カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、利尿薬、ベータ遮断薬など)を使用し、血圧を管理します。

降圧目標は130/80mmHg未満です。

生活指導:

健康的な食事(減塩:1日6g未満)、野菜や果物の摂取、適度な運動(BMI25未満を目標とした体重管理)、禁煙、適切なストレス管理、アルコール制限(エタノールで20-30ml/日)、規則的な睡眠を心がけましょう。定期的な血圧測定と医師の指示に従うことが大切です。

糖尿病の診断と治療

糖尿病は、インスリンの作用不足により、血液中のブドウ糖(血糖)が増加する病気です。インスリンの分泌不全や作用低下によって、血糖値を調整する機能が低下し、高血糖が慢性的に続く状態です。

糖尿病には、2型糖尿病(インスリン分泌不全とインスリン抵抗性によるもの)と1型糖尿病(インスリン欠乏によるもの)があります。

高血糖による症状:喉の渇き、多飲、多尿、体重減少、倦怠感などがみられます。診断:空腹時血糖値(10時間以上絶食後の早朝空腹時血糖値)が126mg/dL以上、HbA1cが6.5%以上の場合に糖尿病と診断されます。

出典:糖尿病情報センター

治療薬:

当院では、HbA1cの値や患者様の状態に合わせて、適切な治療薬を選択します。

①HbA1c 6-7%の場合:メトホルミン(メトグルコなど)を1日2-3回服用します。乳酸アシドーシスという重い副作用のリスクがあるため、慎重な投与が必要です。

②DPP-4阻害薬:ジャヌビア(50-100mg)などを1日1回、食前または食後に服用します。食後高血糖に有効で、低血糖リスクが少ないのが特徴です。

③SGLT2阻害薬:スーグラ、フォシーガなどを1日1回、食前または食後に服用します。尿から糖を排泄することで血糖値を下げ、体重減少効果も期待できます。心保護作用や腎保護作用もありますが、尿路感染症や性器感染症のリスクがあるため注意が必要です。

④GLP-1受容体作動薬:リベルサスなどを1日1回服用します。体重減少効果があり、低血糖のリスクが少ないのが特徴です。

⑤以前から使用されている薬:SU剤(アマリル、グリマクトンなど)は、安価ですが低血糖のリスクがあります。αグルコシダーゼ阻害剤(ベイスン、グルコバイなど)は、食後高血糖を抑える効果がありますが、消化器症状の副作用に注意が必要です。速攻型インスリン分泌促進薬(スターシスなど)は、食後高血糖を抑えますが、SU剤と同様に低血糖に注意が必要です。

※当院では、インスリン治療は行っておりません。

高脂血症(脂質異常症)の診断と治療

高脂血症(脂質異常症)の診断基準:空腹時(12時間以上絶食)の採血で、

LDLコレステロールが140mg/dL以上、HDLコレステロールが40mg/dL未満、中性脂肪(TG)が150mg/dL以上の場合に高脂血症と診断されます。

随時採血の場合は中性脂肪が175mg/dL以上、Non-HDLコレステロールが170mg/dL以上の場合も診断基準となります。

出典:厚生労働省

食事療法:

飽和脂肪酸(肉の脂身、バター、ラード、生クリーム、パーム油など)やコレステロールを多く含む食品(鶏卵の黄身、魚卵など)を控えます。中性脂肪が高い場合は、甘いもの、お酒、油もの、糖質、ソフトドリンクを控えましょう。

薬物療法:

LDLコレステロールが180以上の場合、治療を検討します。まずは食事運動療法を行い、効果がない場合はHMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン系)を少量から使用し、3ヶ月ごとに効果を評価し、必要に応じて増量やより強力な薬剤に変更します。

痛風・高尿酸血症の症状と治療

喘息は、アレルギー反応などによって気管支粘膜に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなり、刺激に対して過敏な状態となる疾患です。大人では9~10%、子供では8~14%の罹患率と報告されています。年間1,700人近くの方が喘息で亡くなっています。

原因:

ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛やフケなどが主な原因です。症状:発作的に咳や痰が出て、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)、息切れが生じます。夜間や早朝に症状が出やすいのが特徴です。

診断:

当院では、呼吸機能検査を行い、気管支拡張薬を吸入後に気流の改善が見られれば、喘息の可能性が高いと診断します。

出典:日本呼吸器学会

治療:

①吸入ステロイド薬/気管支拡張薬配合剤(ICS/LABA):シムビコート、レルベア、アドエアなどの吸入薬を使用します。症状に応じて、1日の吸入回数や吸入量を調整します。

②吸入ステロイド薬/気管支拡張薬/抗コリン薬配合剤(ICS/LABA/LAMA):テリルジーなどの吸入薬を使用します。

③ロイコトリエン拮抗薬(シングレア、キプレスなど)や、抗ヒスタミン薬(デザレックスなど)を併用することもあります。

④発作時には、リリーバー(SABA):メプチン、サルタノールなどの吸入薬を使用します。症状の強さによって、1~4週間後に再診し、コントロール不良であれば治療のステップアップを考慮します。3~6ヶ月間コントロールが良好であれば、治療のステップダウンも考慮します。

緊急時:

経口プレドニゾロンを5~7日間服用するか、アミノフィリン点滴を行います。

肥満の症状と治療

肥満は、体脂肪が過剰に蓄積した状態です。食事からの摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることで引き起こされます。生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)のリスクを高めるため、注意が必要です。

治療法は、食事療法、運動療法、行動療法などを組み合わせて行い、必要に応じて薬物療法も検討します。

食事療法:

バランスの取れた食事を心がけ、摂取カロリーを制限します。

運動療法:

有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることが有効です。

行動療法:

食行動の改善や生活習慣の見直しを行います。当院では、患者様の状態に合わせて、最適な治療法を提案します。

過敏性腸症候群(IBS)の症状と治療

過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛や腹部不快感を伴う慢性の消化器疾患です。便秘型、下痢型、混合型などがあり、ストレスや腸内環境の乱れが原因となることが多いです。

内視鏡検査などでは異常が見られないにも関わらず、症状が続くのが特徴です。

治療法は、食事療法(低FODMAP食など)、薬物療法(整腸剤、止痢薬、便秘薬など)、心理療法などを組み合わせて行います。

食事療法:

症状を引き起こしやすい食品を避け、バランスの取れた食事を心がけます。

薬物療法:

症状に合わせて適切な薬を処方します。

心理療法:

ストレスの原因を特定し、ストレスを軽減するための方法を学びます。当院では、患者様の症状に合わせて、最適な治療プランを提案します。

ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)の症状と治療

ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夜間や安静時に足がムズムズする、足の中を虫が這うような感覚が生じる疾患です。

2~5%の方にみられ、60~70歳代の女性に多く発症する傾向があります。家族歴がある場合もあります。夕方や夜間に症状が悪化しやすく、歩いたり、下肢を伸ばすと症状が改善することがあります。睡眠障害をきたすこともあります。

血中の鉄やフェリチン値が低いことが関連している場合もあります。

治療:

生活指導:

カフェイン、アルコール、タバコなどの刺激物を避け、抗うつ薬や抗ヒスタミン薬の中止を検討します。

薬物療法:

  • ドパミン受容体作動薬(ビ・シフロール錠:1回1~2錠、最大0.75mgを1日1回、就寝2時間前に服用)
  • ニュープロパッチ(1回2.25~4.5mg、最大6.75mgを1日1回、24時間貼付)
  • L-ドパ製剤(マドパー配合錠、ネオドパストンL配合錠など:L-ドパ量として100mgを1回0.5~1錠、就寝2時間前に服用)などがあります。
  • 抗てんかん薬(レグナイト錠:1回1~2錠を1日1回、夕食後または就寝2時間前に服用、腎障害例には1日1回300mg、高齢者は1日300mgから使用)
  • クロナゼパム(軽症から中等症に使用)も有効な場合があります。
  • 中枢ドパミン作動薬(塩酸プラミペキソール、塩酸ロピニノール、塩酸タリペキソールなど)やオピオイド製剤(リン酸コデイン)も症状に応じて検討します。

亜鉛欠乏症の症状と治療

亜鉛欠乏症は、亜鉛が不足することによって様々な症状を引き起こす状態です。亜鉛は、蛋白合成(アミノ酸代謝)に関わる酵素の働きに必要なため、不足すると蛋白合成が低下し、免疫機能の低下にもつながります。

症状:

皮膚炎、脱毛、貧血、味覚障害(舌炎)、発育障害、性機能不全、食欲低下、下痢、骨粗しょう症、傷の治りが遅い、感染しやすい(易感染性)などがあります。

診断:

亜鉛欠乏症診療ガイドラインに基づき、血清亜鉛値を測定し、基準範囲(80-130μg/dL)を下回る場合に亜鉛欠乏症と診断します。潜在性亜鉛欠乏は60-80μg/dL、亜鉛欠乏は60μg/dL未満と定義されます。

出典:日本臨床栄養学会の「亜鉛欠乏症の診療指針」

治療:

亜鉛を補充するために、亜鉛製剤を使用します。ノベルジン錠25mgは、亜鉛含有量が25mgで、通常1日2回、25~50mgから開始し、最大50mgを1日3回まで使用できます。

プロマックD錠、顆粒は、亜鉛含有量が17mgです。亜鉛製剤を服用する際には、1~2ヶ月後に血清亜鉛値を確認し、その後も1~2ヶ月ごとに測定し、投与量を調整します。通常、3~6ヶ月の内服期間が必要です。亜鉛を過剰に摂取した場合、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃痙攣、下痢、頭痛などの副作用が起こることがありますので注意が必要です。

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪肥満を基礎とした生活習慣病の予備軍のことです。

腹囲(臍周囲)で、男性85cm、女性90cm以上の場合、内臓脂肪肥満状態であると推測されます。この内臓脂肪肥満に加えて、以下の3項目のうち2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断されます。

  • 高脂血症:中性脂肪150mg/dl以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dl未満
  • 高血圧:収縮期血圧(最高血圧)135mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)85mmHg以上
  • 糖尿病:空腹時血糖値110mg/dl以上。
電話をかける LINEを登録 WEB問診票