SAS

睡眠時無呼吸症候群

こんな悩みありませんか?

睡眠の悩み

SASのイメージ画像

どんな症状があると怪しいのか?

  • 昼間の眠気や居眠りに困っている
  • 眠りにはつけるが、浅く途中で起きる
  • 眠っているのに疲れが取れない
  • 起きた時の頭痛が多い
  • パートナーにいびきや呼吸が止まっていると指摘された

上記に当てはまる方は、SASの可能性があります。

当院にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の定義は?

定義・・・
『一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸や低呼吸が30回以上起こったり、

睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上起こる状態』
です。

どんな人がなりやすい?

本邦では人口の1〜2%がSASと言われており、

男女比では男性が多く、95〜100kgの肥満の人に多く見られています。

ところが近年では、

「女性の小あご化」「細あご化」が進んでおり、若い女性の患者さんが増えています。

「舌(中身)」に対して「顎(容れ物)」が小さくて空気の通り道が塞がりやすくなるのです。

SASには多くの合併症リスクがあります。

放置するとどうなる?

通常との比較

糖尿病

約1.5倍

高血圧

約2倍

交通事故

約7倍

脳血管障害

約4倍

虚血性心疾患

約3倍

その他、不整脈、認知症、肥満(約半分に合併)、認知症、妊娠しにくくなる、むずむず脚症候群、突然死のリスクも高まります。

どんな症状があるの?

睡眠中の症状

  • 無呼吸(家族やパートナーからの指摘)
  • 寝相が悪い(寝返りが多い)
  • 中途覚醒や熟睡障害
  • 夜間頻尿
  • こむら返り(筋肉の攣り)

日中の症状

  • 日中の強い眠気
  • 起床時の頭痛
  • 口渇・集中力の低下
  • 胸やけや喉の痛み
  • 性欲低下や勃起不全、抑うつ、月経不順

ちなみに・・・

起床時の頭痛の理由は、
呼吸が止まる血液中のCO2増加
脳血流の増加頭蓋骨の中の圧力が上昇
頭痛として自覚

検査の流れ

初診時は、SASであるかどうかの診断が必要となります。

来院時の問診と、自宅での検査で診断を行います。検査には携帯型睡眠ポリグラフ法という検査方法を使用します。

8項目についてそれぞれ

0:眠ってしまうことはない

1:時に眠ってしまう(軽度)

2:しばしば眠ってしまう(中等度)

3:ほとんど眠ってしまう(高度)

という4段階の評価です。


8項目で15点以上は異常、11点以上あればやや異常ということで、

睡眠時無呼吸症候群が疑われます。

自宅での検査項目:

  呼吸の状態:呼吸回数、無呼吸時間など

  血液中の酸素の状態:動脈血酸素飽和度

※予約制です。睡眠は6時間以上とれる日に検査

をして下さい。

※保険を使う場合3割負担で3000円程度

治療方法

重症度により治療方法が変わります。

重症度にはAHIという指数を利用します。

AHI=Apnea Hypopnea Index(無呼吸低呼吸指数)

一晩を通して1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数

重症度

AHI値

症状

軽症

5<AHI<15

日常生活に支障があまり出 ない、たまに眠くなったり頭がぼーっとする程度。

中等症

15<AHI<30

しばしば眠くなり、日常生活に影響が出る。中年以降は悪化や合併症の心配がある。

重症

30<AHI

日常生活に不便を感じる。身体や他人からの評価で損失が発生する率が上がる。事故や合併症での死亡率が上昇する。

軽症に対してはマウスピースが有効で、中等症以上では、CPAP(持続陽圧呼吸療法)を使用することが多いです。

CPAP療法

装置からホースを介して鼻に装着したマスクを通過して気道へ空気圧を送り、常に気道に圧をかけて狭くなったり塞がったりすることを防ぎます。現在最も治療奏功率の高い治療方法と言われています。

CPAPに関するよくある質問

CPAP以外の治療法

自宅や日々の生活でできること

  • 生活習慣の見直し
  • 減量(気道周辺の脂肪の重さによる狭窄を改善)や飲酒の制限、禁煙
  • 横向きに寝る(仰向けに寝ることは、舌根沈下を招くために無呼吸を悪化させる)

改善が期待できる食品

ごぼうはよく噛んで食べるため、口腔周囲や舌の筋肉を鍛えて、舌が喉へ落ち込みにくくし、含まれるクロロゲン酸が体脂肪を減らす働きがあります。

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