内科の記事一覧

JAK阻害薬(細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすJAK（ヤヌスキナーゼ）の働きを阻害)で、アトピー性皮膚炎の適応で承認されたのはコレクチムが初めてです。同薬は4種類あるJAKファミリーのすべてを阻害することで免疫の過剰な活性化を抑え、症状を改善すると期待されています。ステロイドやプロ...

<痛風>痛風とは体内の尿酸が過剰になり、尿酸の結晶が沈着して足の親指の付け根や足首の関節に急激に炎症が起こり、赤く腫れ、激痛となる状態です。<代謝>食品から摂取されたプリン体は、細胞の代謝・増殖などに利用されたり遺伝子DNAの原材料になります。新陳代謝が進むと古い細胞のDNA...

疫学:日本には1000万人いると言われています。症状:尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁治療:選択的β3アドレナリン受容体作動性治療薬作用機序: β3受容体を選択的刺激し、膀胱平滑筋を弛緩する副作用:便秘1%口腔内乾燥1%...

①浸透圧性下剤(酸化マグネシウム, ポリフル、コロネル) 依存しにくい。②上皮機能変容薬(アミティーザ、リンゼス)併用薬の禁忌が少ない下剤です。③胆汁酸トランスポーター阻害剤(グーフィス)④大腸刺激性下剤(センノシド、大黄を含む防風通聖散などの漢方薬)⑤座薬、浣腸(テレミンソフト, グリセリン浣腸)...

️ 【作用機序】主成分の塩化アルミニウムが汗腺深部で汗腺内の水と反応し、水酸化塩化アルミニウムを産生し、皮膚上層の細胞のケラチンと一緒になって汗腺内に角栓を形成し「フタ」をして、汗の分泌を物理的に抑制します。角栓は3-5日毎に排出される。1回の使用で65%の発汗抑制が72時間以上持続することが実証さ...

塗る制汗剤：Perspirix(パースピリックス) 多汗症やワキガでお悩みの方に デンマークから直輸入1回の使用で65%の発汗抑制が72時間以上持続することが実証されています。妊娠中の方から12才以上の方にも安全に使用できます。塗る頻度：最初1週間は毎日、その後週5-6日から徐々に減らし、週2-3回...

原発性腋窩多汗症(ワキ汗)の治療薬交感神経から出る神経伝達物質のアセチルコリンがエクリン汗腺のムスカリン受容体に結合し汗腺を刺激することで、多量の汗が分泌されます。・エクロックゲル5％の有効成分、ソフピロニウム臭化物がエクリン汗腺のムスカリン受容体と結合することでアセチルコリンの結合を阻害し、発汗を...

アレルギー性鼻炎から副鼻腔炎をおこし(頭部CTでわかります)頭痛をきたすことはよくあります。また、片頭痛が悪化したり、めまいを引き起こすなど、アレルギー性鼻炎には色々な随伴症状があります。...

高血糖状態が続くと血液がドロドロになり、血管が傷つきやすくなり動脈硬化を促進させる。その結果1)手足のしびれ(神経障害)や壊死2)糸球体の動脈効果から透析(原因の44%)3)網膜症から網膜剥離、眼底出血や失明4)心筋梗塞・脳梗塞(2-4倍のリスク)5)ガン健康診断や人間ドックで早期発見・治療をしまし...

鉄剤の種類・ヘム鉄・遊離(非ヘム)鉄 - 第一鉄（Fe2+） - 第二鉄（Fe3+) - 硫酸鉄(フェログラデュメット)等吸収率の比較ヘム鉄 > 第一鉄 > 第二鉄※ヘム鉄は健康保険適応外でサプリメントのみ非ヘム鉄の副作用・20%に嘔気、嘔吐がみられる・胃腸の粘膜刺激が原因・第一鉄...

花粉症の時期には以下の疾患で頭痛をおこしやすくなります。1)副鼻腔炎2)マスクや鼻詰まりによる酸素不足や寝不足による片頭痛悪化3)マスク紐、ハナカミ、クシャミなどからの緊張型頭痛最近、頭痛やアレルギー性鼻炎の患者さんが増えてます。内服薬、点鼻薬、点眼薬による花粉症の治療や片頭痛や緊張型頭痛に対する治...

骨粗しょう症の検査はレントゲンを使うMD法で行っています。予防は、カルシウム、タンパク質が多い食事をする他、外を30分歩きましょう、以下必要なものの詳細です。①カルシウム。1日に800mg(200ml牛乳に200mg)、牛乳、チーズ、ヨーグルト、干物、豆腐などの大豆製品、小魚、小松菜、チンゲン菜②タ...