対象者と費用

注意： 定期接種対象年齢の小6～高1の方も、 今年高校1年生になる方は2025年３月を過ぎると (高校2年になると)自己負担の対象となります。 接種希望の方は、2024年10月までに1回目の接種を お済ませください。

2025年の3月を過ぎると 1回約3万円ほどの自己負担がかかります。

ワクチン接種の効果

HPVワクチンの接種により、 子宮頸がんの原因の90％を防げます。

子宮頸がんに関する重要な情報

• 子宮頸がんは、日本では25歳から40歳の 女性のがん死亡の第2位です。
• 日本での接種率は約20%で、 欧米の80-90%よりもかなり低率です。

ワクチンの種類と接種について

子宮頸がんの予防に効果を発揮する HPVワクチンは3種類あります：

• 2価ワクチン（サーバリックス®️）： 自費だと3回で約5万円
• 4価ワクチン（ガーダシル®️）： 自費だと3回で約5万円
• 9価ワクチン（シルガード®️9）： 自費だと3回で約9万円

９価ワクチン（シルガード9）は、 子宮頸がんの原因の80～90%を占める 7種類のHPV（HPV16/18/31/33/45/52/58型）の 感染を予防できます。

接種回数と間隔

全部で3回もしくは2回(15歳未満) ワクチン接種を行います。

9価ワクチン（シルガード9）

• 15歳になるまでに初回接種した場合： 全2回（初回接種から6ヶ月以上後に2回目の接種）
• 15歳になってから初回接種した場合： 全3回（初回接種から2ヶ月以上後に2回目、 6ヶ月後に3回目の接種）

4価ワクチン（ガーダシル）

• 接種回数：全3回 （初回接種から2ヶ月後に2回目、 6ヶ月後に3回目の接種）

まとめ

• 子宮頸がんは若い女性にも 発症する可能性があります
• 公費での接種機会は2025年3月末までです。 この機会にまだの方は接種を。
• 未接種の方は１度目の接種を 2024年10月までに！
• ワクチン接種に加えて、 定期的な子宮頸がん検診の受診も重要です（当院でも実施可能。）