ムズムズ脚(レストレスレッグ)症候群
夜間、足がムズムズする、足の中を虫が這う等の症状があれば、ムズムズ脚(レストレスレッグ)症候群の可能性があります。
・2-5%に見られる
・60-70歳代の女性
・家族にもいる
・夕方・夜間に増悪する
・歩いたり下肢を伸ばすと改善する
・睡眠障害をきたす事ある
・血中鉄やフェリチン値が低い
治療:
①生活指導:カフェイン、アルコール、タバコ等刺激物を避ける。抗うつ、抗ヒスタミン剤中止
②薬物療法:
◉ドパミン受容体作動薬
ビ・シフロール錠(0.125mg) 1回1~2錠(最大0.75mg) 1日1回 就寝2時間前
ニュープロパッチ 1回2.25~4.5mg(最大6.75mg) 1日1回 24時間貼付
L-ドパ製剤(マドパー配合錠,ネオドパストンL配合錠などのいずれか)(L-ドパ量として100mg) 1回0.5~1錠 就寝2時間前
◉抗てんかん薬
レグナイト錠(300mg) 1回1~2錠 1日1回 夕食後(就寝2時間前が有効)腎障害例には1日1回300mg.高齢者は1日300mgから使用
・クロナゼパム
軽症から中等症ではクロナゼパム(ランドセン、リボトリール)
◉中枢ドパミン作動薬
塩酸プラミペキソール(ビ・シフロール)、塩酸ロピニノール(レキップ)、塩酸タリペキソ ール(ドミン)
◉オピオイド製剤
リン酸コデイン